尺鮎トラスト運動とは

 水質日本一を誇る熊本の清流、川辺川は今、ダム建設で危機に瀕しています。国が提示した16億円の漁業補償案を聞いて「川辺川を守りたい女性たちの会」では、「川を売らないで!私たちが鮎を買って支援しますから」と漁師さんたちと市民を結ぶ「尺鮎トラスト運動」を始めました。天然鮎を買って持続可能な漁業を支援し、川辺川を未来に残す運動にあなたも参加しませんか?


  おいしい鮎を食べて川を守ろう!
 九州脊梁山脈を源泉とし、「子守唄の里五木」を流れる清流川辺川は、水質日本一と環境省から絶賛され、その水の美しさ、自然の素晴らしさは、全国の釣り人、カヌーイスト、自然を愛する人々を魅了してやみません。特に、清冽な流れの中で、苔を食んで育った川辺川の鮎は、時に一尺(約30センチ)ほどになり、その名も"尺鮎"と呼ばれています。この川辺川・球磨川の鮎は、その姿・香り・味と三拍子揃い、東京築地などで高値で取引され、庶民の手に渡らなかった貴重なものです。
 30数年前、この天然鮎の宝庫川辺川に、ダム建設計画が持ちあがり、流域住民は、ダム建設問題に翻弄され続けてきました。治水・利水・発電という当初の目的を失った川辺川ダムは、今や不要な公共事業の象徴として全国の注目を集めています。
 国土交通省は、16億円という漁業補償案を漁民に提示し、球磨川漁協総代会総会において、川辺川は売られてしまいかねない状況でした。球磨川・川辺川の鮎が生み出す経済効果は、末端価格にして年間19億円とも言われ、鮎は漁民のみならず、流域住民の生存の糧でもあります。もし川辺川にダムができれば、川辺川はもちろん、本流球磨川の鮎までも壊滅的な打撃を受け、河口の八代湾、不知火海への生態系破壊の恐れは現実的なものとなるでしょう。公共事業で川や海を壊していくのではなく、川や海の幸を買って、今ある自然や産業を守っていくという、「尺鮎トラスト運動」にあなたも参加しませんか! "清流川辺川と豊かな自然"を未来に手渡すために、あなたの賛同をお待ちしています。